新潟県三条市は、新型コロナウイルス感染症に対する国や新潟県の新たな動きを踏まえて5月6日、対応方針などを見直し、その一環で7日、JR燕三条駅新幹線乗降者数の把握し、公表する取り組みを始めた。
今回の見直しでは、都道府県をまたいだ人の移動を避ける「過度に恐れる」水際対策を継続しつつ、社会経済活動については「新しい生活様式」を取り入れながら 「正しく恐れる」ことにより平常化を進めるとした。
「過度に恐れる」水際対策としてJR燕三条駅新幹線乗降者数の把握、公表することにした。首都圏など県外との人の往来状況を「見える化」するため7日から31日まで毎日、乗降者数を独自に調査して市のホームページで公表する。
調査方法ははっきり決めてなく、初日7日は環境課の職員2人ずつ交代で午前7時から午後7時まで上り、下りすべての便のそれぞれ乗客と降客をカウントした。この日の計測結果を見て、翌8日からのカウントの方法を検討する。
県外からの来訪かどうかなどは確認せず、人数だけを数えた。乗降客は多い便でも30人ていど。大型連休中のJR東日本の新幹線利用者は前年比5%まで減少した。7日も駅前駐車場のほとんど利用がなく、閑散としていた。