新型コロナウイルスの影響を受けている飲食店を支援しようと、新潟県三条市は大型連休をはさんで4月24日(金)から5月10日(日)までの毎日、昼と夜の2回、三条市体育文化会館で市内飲食店が作る弁当の販売を行っており、8日(土)もほぼ完売した。
午前11時から昼弁当、午後4時から夜弁当の1日2回、弁当を対面とドライブスルーの2つの方法で販売。8日は、昼弁当は28種類を413個、夜弁当は20種類を264個販売し、いずれもほぼ完売した。
新型コロナウイルスの影響で来店客が減少し、少しでも売り上げを確保しようと弁当のテイクアウトの販売を始めた飲食店が多い。そうした飲食店を支援しようと始めた「#三条エール飯」プロジェクトの一環で、店舗へ弁当へ買いに行けない人のためにと弁当販売を始めた。
何しろ初めての取り組みで3密を避けて徹底的に感染防止策を講じて手探りでのスタート。売れ行きはまったく予想が付かず、1回に100個ていどの販売を始めたが、順調に完売した。その評判に販売を申し出る店舗が増え、販売する弁当の数も大きく増えても完売し、新たなビジネスとしても成立したような形だ。
10日は最終日。翌11日から休館している会場の三条市体育文化会館が開館するので、それ以上の延長はない。