8日の新潟県・三条は終日、青空が広がる五月晴れで、気温は平年並みの20.0度まで上がるさわやかな陽気だった。
明け方は放射冷却現象もあってか3月下旬並みの6.8度まで下がった。午後からは北よりの風が吹き、空気が乾燥していた深い青色の空が広がった。
暑くも寒くもない快適な陽気に、三条市・八幡宮の境内で過ごす人が目立った。夫婦や近所の年配の人、小中学校が休校中とあって子どもの姿もあったが、密集、密接にはほど遠かった。
境内の新緑は強い日差しを透かして輝くよう。弁天島のフジ棚でフジの花が咲き始め、弁天池のなかではカキツバタが紫の花を咲かせている。
弁天池には甲羅干(こうらぼ)しする桟橋のような台の上でカメがのんびりと日光浴。その台の上にカラスが舞い降り、カメに遠慮することなく池に足を入れて水を飲んだりして過ごしていた。