新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、帰省もできずに都市部にとどまる新潟県三条市出身の学生を応援しようと、三条市の非営利の民間団体が地元のコメやカレーラーメンを送るプロジェクトを行っている。
となりの燕市で民間有志が帰省を自粛する学生にこめとやマスクを届ける取り組みが全国に注目された。それと同じようなプロジェクト。三条市内の個人が県外にとどまる学生41人に新潟名物の笹団子を送ったが、個人の活動では負担が大きい。
そこで非営利の任意団体「三条縁むすび」を立ち上げた。これまで5月8日に12人、12日に18人、13日に4人の合わせて34人に物品を発送した。物品は三条産コシヒカリ1.5kgと三条飲食店組合カレーラーメン部会監「三条カレーラーメン」2人前。8日はカンテツのから揚げ専用「甘辛だれ」も一緒に段ボール箱に詰め、東京、神奈川、兵庫、山梨などに発送した。
発送する物品の購入や送料、そのほか必要経費などを寄付でまかなうため、寄付を募るとともに、物品の送付を希望する学生も募集している。「三条縁むすび」は、NPO法人えんがわの長野源世さんと株式会社FoundingBaseの大脇政人さんが共同代表を務める。大脇さんは三条市の地域おこし協力隊でもあり、「ご縁を大事にしたい。皆さんの思いと思いをつなげ、少しでも希望もってもらえたら」と願っている。
問い合わせは大脇さん(電話:090-7592-6948、メール:sanjo.enmusubi@gmail.com)へ。学生の送付希望は登録フォームで受け付ける。寄付は2,000円から受け、振り込み口座は次の通り。
■銀行名:ゆうちょ銀行
■口座番号:4330309
■口座名:サンジョウエンムスビ