新潟県燕市は、総額4億円にのぼる新型コロナウイルス感染症緊急対策「フェニックス11(イレブン)」の原資をふるさと納税で調達しようと4月30日からクラウドファンディング型ふるさと納税で10億円を目標に寄付を募っている。5月13日までの2週間で4,500万円を超える寄付が集まり、さい先のいい出足だ。
ふるさと納税サイト「ふるなび」のクラウドファンディング型ふるさと納税サイト「ふるなびクラウドファンディング」を使って支援を募っている。燕市はこれまでスポーツ施設の改修費などの寄付金を募集し、すでに約22億円の寄付が寄せられていたが、それを一時中断してフェニックス11の寄付に設定して、ことし12月31日まで実施している。
返礼品はツインバード工業の家電製品をはじめ金属洋食器や調理器具など1万円から29万円まで121種類の返礼品を用意している。14日には寄付額が4,900万円を超えた。
燕市では民間主導で帰省を自粛している学生にコメや背脂ラーメンを送るプロジェクトを行って全国的な注目を集めたことや、燕市内企業が市内飲食店を支援使用と55社・団体から寄せられた2,750万円を燕市に寄付したことも順調な支援に結びついているようだ。