新型コロナウイルスの影響で帰省を自粛して県外にとどまる学生に応援物資を届ける新潟県燕市の民間有志による取り組みの第3弾は「お菓子詰め合わせ」。5月14日、燕市宮町の「つばめ産学協創スクエア」で箱詰め作業を行い、希望した学生547人に発送した。
燕市内の和洋菓子店6店が用意した菓子のうち5点が入るように詰めた。あわせて燕市とつながりのあるヤクルトの缶入り栄養ドリンクタフマン1本、ドリップコーヒー1パック、燕市就学援助金の案内を入れた。
燕市就学援助金は、燕市独自の新型コロナウイルス感染症緊急対策「フェニックス11+」の事業のひとつで、学生1人に10万円を貸与し、あわせて既存の奨学金の2次募集と奨学金の返還を猶予し、特例で返還開始時に燕市内の事業所に就職する人は返還を免除するもので、学生にはありがたい取り組みだ。
市内の有志が寄付を募り、それを元手に第1弾は燕市産コシヒカリ5kgと布製マスク1枚、第2弾はソウルフードの背脂ラーメン2人前を届けた。今回はその第3弾。5月末で緊急事態宣言が全国すべて解除される可能性が高く、そうなれば県をまたぐ往来も緩和されそうだ。