新型コロナウイルス感染症拡大防止で外出を控えて自宅で過ごす人たちの運動不足解消をと、燕市社会福祉協議会(山岡重雄会長)は自宅で気軽にできる介護予防運動の動画「おうちで体操」を制作し、YouTubeで公開し、DVDの配布を開始した。
動画は約25分。内容は足の指分けと足首回しに始まり、筋トレでペンギン(背中)体操、もも裏体操、内もも・おしり体操。有酸素運動でヒールタッチとサイドステップのあと、体側、もも裏、ふくらはぎのストレッチで終わる。
地元の日本コンディショニング協会認定トレーナー、藤口理恵子さんと川本朝子さんが実演指導する。大型連休明けに撮影して15日からDVDを送付し、17日からYouTubeで公開している。
高齢者が集う地域の茶の間「ふれあいサロン」が燕市内には70カ所以上あるが、新型コロナウイルスの影響でほとんどが休んでいる。活動に運動を取り入れているグループもあるが、家にいて体を動かす機会が減り、運動不足が心配されている。そこで外へ出なくても家で体を動かして介護予防にもなればと動画を制作した。
「ふれあいサロン」には、グループにDVDを2枚ずつ送付した。いすに座った実演も収録してあるので、高齢者も取り組みやすい。燕市社会福祉協議会では「またみんなが集まれるようになるまで、この動画で体操をして元気でいましょう」と活用に期待している。
高齢者に限らず市民ならだれでもDVDを無料で配布する。問い合わせは燕市社会福祉協議会(電話:0256-78-7866)へ。