国民1人に一律10万円を給付する特別定額給付金をねらった特殊詐欺被害防止を呼びかけようと、新潟県警加茂署は5月21日、22日と加茂市内の商業施設前で広報活動を行った。
2日間とも加茂市駅前、ショッピングパーク「メリア」前で署員が1日100人の買い物客にちらしとポケットティッシュを手渡して特別定額給付金詐欺に注意を呼びかけた。
加茂駅前交番では回覧板でちらしを回してもらって注意喚起しようとも考えたが、加茂市は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、回覧板を中止していることもあり、街頭へ出て呼びかけることにした。加茂署管内ではまだないが、県内では特別定額給付金詐欺の前兆電話も発生している。
署員を配布物を渡すだけでなく、積極的に声をかけて注意をよびかけた。買い物客は高齢の女性が多く、以前に詐欺と思われる前兆電話を受けたという人もあり、しばらく署員と話し込む姿も目立った。
署員は「詐欺は電話の手口が多いので、おかしな電話があったらすぐに警察に相談を」をと求めていた。