新型コロナウイルス感染症の飛沫防止に有効なフェースシールドだが、子どもたちが怖がるのではと、新潟県燕市保健センターの職員はフェイスシールドに絵本のキャラクターを飾るアイデアを思いついた。
フェイスシールドは新潟県燕市蔵関、有限会社山崎抜型(山崎隆之代表取締役)が試作し、燕市に寄付したもの。透明の樹脂「PPP(ポリプロピレン)」を顔の前に取り付ける。
樹脂と顔の空間を確保する意味もあり、額が当たる部分に3つのウレタンを取り付ける構造になっている。ウレタンを取り付けた部分ならフェイスシールドの視界を邪魔しないので、ここにキャラクターで飾ろうと思いついた。
選んだのは子どもたちに絶大な人気の「アンパンマン」。絵心がある職員がアンパンマンをはじめ、あかちゃんマン、めいけんチーズ、バタコさんなどのキャラクターの顔を描き、切り抜いてパウチ加工し、ウレタン部分に張り付けた。
フェイスシールドは見た目が仰々しいので、幼児が怖がりそう。キャラクターに興味をもってた楽しんでくれればと考えた。新型コロナウイルスの感染防止のため4月、5月は4カ月や1歳6カ月の健診、育児相談会などを休んでいるが、6月にも再開されたらこのキャラクター付きフェイスシールドを活用する。