国民1人に1律10万円を支給する特別定額給付金の申請手続きを支援しようと新潟県燕市は、5月25日(月)から6月1日(月)まで市内3カ所に地区別臨時相談窓口を開設している。
会場は燕地区が燕市民体育館アリーナ、吉田地区が吉田産業会館大ホール、分水地区が分水公民館大ホール。期間中は土、日曜も休まず毎日午前9時から午後4時まで開設している。
初日25日の燕市民体育館は、4つの窓口を設けた。待合席は広く間隔をとり、相談が終わるたびに窓口の机などを除菌した。午前9時の受け付け開始までに5人が訪れ、最初の1時間で22人が相談した。10時前には相談者がひとりもいなくなり、静かな会場だ。
平日の日中とあって高齢者が多かった。多くはすでに申請書に記入済したが、心配なので間違っていないか内容を確認してもらおうというもの。「いいと思うあんだけど。せがれが書いてくれた。まちごうて10万円もらわんねとさ」、「確認だけしてもらおうと思って」と話し、その場で申請を受理してもらっていた。
次に多かったのが、心配なので市職員に見てもらいながら記入したいというもの。申請者本人確認書類や健康保険証、振込先金融機関口座確認書類の通帳やキャッシュカードを持参すれば、その場で1枚10円でコピーも取れる。
燕市は18日に申請書を市民に郵送した。翌日から市役所へ問い合わせの電話が相次ぎ、多い日で問い合わせが100件を超えることもあった。すでに発送から1週間たって市民からの相談はピークを越えたようだ。
三条市は7日から申請書を郵送し、その2日後から申請窓口1カ所に開設したが、申請者で混雑ができるほどにぎわった。