鮮魚卸の中長冷蔵製氷株式会社(中川晃社長・新潟県燕市新興野10-3)は5月24日から6月28日までの毎週日曜に、取引先の飲食店がつくる特別限定テイクアウトメニューを同社でドライブスルー販売する中長元気玉プロジェクトを行っている。
メニューを用意するのは、地元分水地区の5店をはじめ、出雲崎町3店、三条市、加茂市、長岡市が2店ずつ、寺泊1店の計14店。メニューは35品にもなる。手軽に味わえる300円のエビピラフから定番の幕の内弁当500円、手作り餃子440円、ちょっとぜいたくに夕凪海鮮天重1,000円や村上牛の握り弁当1,620円、出雲崎海鮮弁当2,000円。
家族や仲間とオードブル5,400円などバラエティーに富み、選ぶのも楽しい。加えて、分水地区に配布したちらしには、各店舗で生ビールやソフトドリンク、コーヒーなどを1杯をサービスする特典もついている。初日は24日は20件から100食を超える予約があり、訪れる客に車に乗ったままでも弁当を引き渡した。
中長冷蔵製氷では、地元をはじめ近隣の飲食店に鮮魚を卸しているが、新型コロナウイルスの影響で飲食店の客足が遠のいた。仕出し店が多い分水地区の影響は大きく、中長冷蔵製氷でも売り上げが3割にまで落ち込んだこともあった。
付き合いのある飲食店から鮮魚を買ってもらい、飲食店には少しでも売り上げの足しにしてもらって一石二鳥になればと企画した。中長冷蔵製氷の白倉俊輔さん(39)は、「飲食店が動かないとどうしようもないので、少しでも品物が動いてくれれば」と言い、「来週からはもっと注文が増えてくれれば」と期待していた。
引き渡しは午前11時から午後1時まで国道116号に面した中長冷蔵製氷前の駐車場で行う。注文は引き渡し日の2日前までに中長冷蔵製氷へ電話(0256-97-2485)で申し込む。