新潟県加茂市の加茂商工会議所青年部(坂上満会長・会員34人)は、新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受ける市内の飲食店を加茂市と協働して支援する「(仮称)かもメシ応援プロジェクト」の取り組みを始めた。
飲食店で使えるお得なプレミアム商品券の発行で支援したいと加茂市からの声かけがあってスタートした。必要な経費を加茂市が負担し、運営を青年部が担う官民合同プロジェクトだ。
プレミアム商品券の販売価格は5,000円で、プラス20%、1,000円分のプレミアムを上乗せして6,000円分として利用できる。1,000円分は加茂市が負担する。プレミアム商品券は共通券とせず、決めたひとつの飲食店でだけで使える商品券とすることで、プレミアム分をすぐに加茂市から各店舗へ支給できるメリットがある。
プレミアム商品券は200万円分の販売を予定し、販売にはクラウドファンディングを活用。6月から参加する飲食店を募集し、7月からクラウドファンディングで販売開始。8月から11月まで各店舗で利用できるといったスケジュール感だが、内容はこれから詰めていく。
5月26日、坂上会長、堀内大祐直前会長、渡部良平専務理事らが市役所を訪れ、藤田明美市長と五十嵐裕幸副市長と今後のプロジェクトの進め方などについて話した。坂上会長は「初めての取り組みだが、メンバーが一丸となって成功させるべくやっていきたい」と話した。近く記者会見を行うなどしてプロジェクトをPR し、飲食店や市民の理解、協力を求める考えだ。