新潟県三条市のまちなか、八幡宮に隣接する八幡公園で5月31日、公園のリニューアルプロジェクトの完成記念イベントが行われ、三条市では久しぶりのイベントに親子ら大勢の市民が訪れた。
三条市は公園のリニューアルを進めており、昨年度は八幡公園のリニューアルプロジェクトに取り組んだ。八幡公園は昭和30年代後半に設置され、広さ約7800平方メートル。三条市の中心地の公園として親しまれているが、木々がうっそうと茂り、トイレも古くなっていた。
市民から寄付を募り、8団体と1企業、3個人から総額121万円の寄付を受け、遊具2基とベンチ1基を設置した。ほかにも木を伐採したり芝生を張ったり、トイレを整備し、公園緑道のポケットパーク、池の清掃と生き物調査イベントも一環で行った。
完成イベントでは、この日だけの大型遊具「ふわふわパンダ」を設置し、八幡公園寄付事業完成記念式で4人の寄付者に国定勇人市長から感謝状を贈ったほか、フラワーポットや菓子の無料配布を行った。青空が広がって半袖で過ごせる夏の陽気に待ってましたと市民が続々と訪れ、各回50人の無料配布は配布開始前に順番待ちの列で定員に達する人気だった。
マスクを着けてない子どもが目立ち、一時的に密な空間になることもあったものの、屋外イベントだけに新型コロナウイルスの感染に神経質にならずにのんびりと初夏の陽気を味わって過ごしていた。