新潟県が展開する「にいがた結(むすぶ)プロジェクト」の一環で、新型コロナウイルス感染症対策の最前線で社会生活を支える人たちへの感謝と応援の気持ちを伝えるため、県庁をはじめ県内施設におけるブルーライトアップに呼応して弥彦村でのブルーライトアップが始まった。
弥彦村のブルーライトアップは、大鳥居と弥彦山ロープウェイの山頂駅の2カ所。ブルーライトアップの手法は5月末から試行錯誤を繰り返して6月2日、本格的にスタートした。
大鳥居は1982年(昭和57)、村役場そばの矢作地内に建設された。弥彦神社の一ノ鳥居がモデルで、国道289号をまたぎ、高さ30.16メートル。日本一を誇る大きな鳥居だ。
ふだんからライトアップされており、照明に青いアクリル板を設置してブルーライトアップを実現した。朱塗りの大鳥居が青く見えるようなことはなく、青いアクリル板を通したことで照度が低くなり、青みがかって見える。大鳥居の上に掲げられた12畳分の大きさの扁額(へんがく)は、はっきり青く見える。
鳥居の重厚さを損ねることなく、荘厳な雰囲気が一段と強調されている。3日夜はブルーライトアップを撮影しようと、大鳥居付近にはカメラマンが目立ち、三脚を立ててシャッターを切っていた。
山頂駅には2畳分ほどの広さに青いLEDライトを並べて青く発行している。ふもとの弥彦神社付近から見ても点くらいにしか見えないが、空気が澄んでいれば旧燕市からも見ようと思えば青い点を確認できる。