暖房機器製造の株式会社コロナ(小林一芳社長・本社:新潟県三条市)は、社名が新型コロナウイルスを連想させるため、社員とその家族が心をいため、不安を感じているとの声を受け、社員とその家族を守りたいとの思いから6月13日、小林社長からのメッセージ広告を新潟日報で発信した。
メッセージは約500文字。子どもでも読めるようにと漢字を使わずに表記した。「コロナではたらくかぞくをもつ、キミへ」と始まり、「もし、かぞくが、コロナではたらいているということで、キミにつらいことがあったり、なにかいやなおもいをしていたりしたら、ほんとうにごめんなさい」と謝り、「キミのじまんのかぞくは、コロナのじまんのしゃいんです」と結んでいる。
新型コロナウイルスの影響で感染拡大予防がうたわれる一方、エッセンシャル・ワーカーやその家族への心無い差別や風評被害が相次ぎ、社会的な問題となっいる。
心を痛めている社員やその家族、子どもたちに向けて「このような状況に屈せず明るく元気に暮らしてほしい」、「人々のために働く両親に誇りをもってほしい」といった思いを発信した。
小林社長は、とくに子どもたちに「当社で働くあなたのご両親に誇りをもってほしい」と伝えたくメッセージを発信したとコメントしている。メッセージの全文は次の通り。
コロナではたらくかぞくをもつ、キミへ
まだまだ、せかいじゅうが、しんがたコロナウイルスで、
たいへんなことになっているね。
そとであそべなくなったり、マスクをしなきゃいけなかったり、
つらいこともたくさんあるとおもいます。
そんななかでも、わたしたちコロナは、
くらしをゆたかにする“つぎのかいてき”をつくろうと、
きょうも、がんばっています。
コロナではたらいてくれている、
キミのおとうさんやおかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん、
おじさん、おばさん、おにいさん、おねえさんも、
いっしょうけんめいです。みんな、じまんのしゃいんです。
いえにいるときのイメージとは、ちょっとちがうかもしれないけど。
もし、かぞくが、コロナではたらいているということで、
キミにつらいことがあったり、なにかいやなおもいをしていたりしたら、
ほんとうにごめんなさい。
かぞくも、キミも、なんにもわるくないから。
わたしたちは、コロナというなまえに、
じぶんたちのしごとに、ほこりをもっています。
キミのじまんのかぞくは、
コロナのじまんのしゃいんです。
かぶしきがいしゃコロナのしゃちょう より