三条市出身の佐久間県総務管理部長が麻生財務相秘書官へ (2020.7.1)

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新潟県は7月11日付けの人事異動を発表。財務省広報室長から新潟県に出向している三条市出身の佐久間寛道さん(45)は、財務省の大臣官房企画官に戻ることになった。

ことし1月28日に新潟市・万代市民会館で開かれた新潟県行財政改革県民説明会で講師を務める佐久間さん
ことし1月28日に新潟市・万代市民会館で開かれた新潟県行財政改革県民説明会で講師を務める佐久間さん

佐久間さんは三条高校から慶応大学へ進み、財務省に入省。2017年7月15日に新潟県に出向して産業労働観光部長に就き、翌18年4月1日に総務管理部長に就いた。昨年10月、行財政改革の基本方針と具体的な対策をとりまとめた「新潟県行財政改革行動計画」の策定では、主導的な役割を果たした。

復帰する財務省では、麻生太郎財務相の秘書官に就く予定の大出世だ。佐久間さんは6月30日、自身のFacebookページで新潟県での3年間を振り返って投稿した。佐久間さんの許可を得て投稿の全文を以下に転載する。

花角知事から内示をいただきました。7月10日に3年間の新潟県庁の任を終え、再び財務省で働くこととなりました。

故郷で仕事・生活できた喜びは、何事にも代えがたいものでした。両親と日常的に会えることがこの人生であるなんて。

職業生活の後半も頑張ろう、と思うに十分すぎるモチベーションになりました。

おいしい食事・お酒、近くで大自然を味わえる贅沢な日常。燕三条地域出身なので、高校までは域外といえば鳥屋野球場や悠久山球場等に行く程度だった身からすると、名高いリゾート地の湯沢・妙高や独自の文化・自然がある佐渡・粟島も含めて自分の故郷と実感できたのが、すごく誇らしかったです。

30市町村すべてに温泉がある垂涎の地。毎週温泉に入るのが楽しみで楽しみで。まだしつこく訪れます笑。筆不精なのに、財務省広報誌『ファイナンス』の連載を何とか30回続けられた(2度原稿落としましたが笑)のは新潟の魅力のおかげです。

何よりも、多くの素晴らしい方々に出会えました。改めて、控え目だけど排他的ではなく包容力のある方が多い印象です。

新潟を代表する憧れの企業の経営者と隣で話せる感動は率直にありました。さらに、過疎地で奮闘する方や、多様な技能を持つ方との出会い、幅を広げて頂きました。

東京の友人達が故郷に訪問してくれたのもうれしかったです(数えたら、昨年一年間で二十数回)。縄文時代から続く雪国文化や世界に誇る金属加工技術等に触れて感動する東京の友人達。その反応で照れる新潟県の人々をみている瞬間、幸せでした。

仕事は、産業労働観光部が9か月、総務管理部が2年3か月。ここでは長々と書きませんが、次世代に誇れる社会を創るため、不都合な事実を率先して公表し、未来志向で住民・関係者とやりとりすること、アイディアをどんどん出すこと、恐れるのは失敗ではなく行動しないこと、を実践してきたつもりです。

多くの方々と一緒にやってきたこと、本当にワクワクしました!

財務省では、財務大臣秘書官事務取扱(麻生太郎副総理兼財務大臣秘書官です)を拝命する予定です。身に余る重責ですが、頑張ります!

新潟の皆様、本当にありがとうございました。よろしくお願い申し上げます。

佐久間寛道


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