JA越後中央農産物直売所「よりな〜れ燕いち」(新潟県燕市東太田)が7月3日、移転してリニューアルオープン。JA越後中央の3つの直売所のなかで最大規模の売り場面積250平方メートルを誇る店舗に生まれ変わった。
初日3日は午前10時の開店を前にオープニングセレモニーを行い、JA越後中央経営管理委員会の高橋七郎会長が「皆さまからこの直売所を利用していただき、生産者の方は所得高上に向けて対応させていただく」、「よりな〜れ燕いち」の渡辺竹己所長が「より多くのお客さまに喜んでいただけるような店を目指していきたい」とあいさつし、正面入り口前でテープカットを行った。
6月27日、30日とプレオープンしたが、この日から3日間、先着でエコバッグと粗品をプレゼントするオープニングイベントを用意したこともあり、オープン前に約300人が訪れて開店を待った。3密を避けるため入場制限を行っているが、「午後まで品物がもたなさそう」と売れ行き好調だった。
切り花を目当てに訪れた市内の60代男性は、「ようすを見てこいと言われた」と、働いている妻に代わって訪れた。「新鮮なものばかりでいい。花だけのつもりだったのに、つられて野菜まで手を伸ばした」と買ったものを両手で抱えていた。
JA越後中央は、燕支店の道路をはさんだ敷地に、2005年に「よりな〜れ燕いち」をオープンしたが、手狭になったこともあり、燕支店と同じ敷地内にあった車両センターの建物を生かして新店舗にリニューアルした。
売り場面積はこれまでの2倍以上になった。これまでは燕地区の生産者37人が出店していたが、リニューアルオープンに伴ってJA越後中央が経営するほかの2つの農産物直売所、新潟市西蒲区にある「越王の里」と新潟市西区の「茶豆の里」の出店者にも出店を呼びかけた。おかげで燕地区も含め100人以上が出店を申し込み、品ぞろえも充実した。午前10時から午後3時まで営業、水曜と年末年始は休業。