国道交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所は7月9日、第22回「日本水大賞」国土交通大臣賞を受賞した新潟県三条市の三条市立第四中学校に表彰状の授与式を行う。
日本科学未来館(東京都江東区)で6月23日に開催予定だった表彰式と活動発表が新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止で中止になったため、9日午前8時15分kら8時半まで第四中で表彰状の授与式を行うことになった。
第四中の活動は「地域住民と連携し地域の防災力を高める水防災教育の取組〜学校中核とした地域防災教育の実践〜」。過去の被災経験を踏まえ、通常授業に防災意識向上のための工夫を加え、学校活動だけにとどまらず、関係機関や地域住 民と積極的に連携するなど、学校が核となり、地域と一体となった 「自分の命は自分が守る」防災意識向上に貢献した;
日本水大賞は、安全な水、きれいな水、おいしい水にあふれる21世紀の日本と地球を目指し、水循環の健全化に貢献するさまざまな活動を対象に、社会的貢献度が高い、水防災、水資源、水環境などの分野における活動のなかから、とくに優れたものを表彰し、広く国民に発信することを目的として1998年に創設された。
ことしの第22回日本水大賞は142件の応募があり、審査で11賞が決まり、第四中の国土交通大臣賞は、茨城県・常総市根新田町内会が受賞した最高賞の大賞に次ぐ。