新潟県対象のFM局「FM PORT」(新潟市中央区)が6月30日で閉局してからちょうど1週間たった7月7日、FM PORTの番組「モーニング・ゲート」のナビゲーターを2003年から務めたフリーアナウンサー、遠藤麻理さんがかつて働いたコミュニティーFM局の燕三条エフエム放送「ラヂオは〜と」(新潟県燕市)に生出演。「七夕」に古巣に戻った遠藤麻理さんを一目見ようとざっと百人のファンがラヂオは〜とに詰めかけた。
遠藤麻理さんは、ラヂオは〜とが開局した1998年から2年近く勤務し、パーソナリティーと営業を担当。その後、2000年に開局したFM PORTに当初から出演し、なかでも平日の毎朝、放送されていた「MORNING GATE」で2003年からナビゲーターを務めて人気を集めた。
ラヂオは〜とを離れても、パーソナリティーなどを通してラヂオは〜とと接点があり、著書を出版したときはゲスト出演したこともあるが、ラヂオは〜とでメインを張るのは20年ぶり。放送スタジオの観覧席は14しかないこともあり、午前7時前から訪れて開場を待つ人もいた。
大勢が見学に訪れるだろうと、放送ブースが見える外に見学用のテントを張った。雨が降り続けるあいにくの天気だったにもかかわらず100人近くが訪れた。遠藤麻理さんはラヂオは〜とパーソナリティーの「金子」こと風間亮介さんとともにFM PORT時代を振り返ったり、乱入したさとちんさんと盛り上げたり。最後は「MORNING GATE」がそうだったように、みんなで「きょうも笑顔で一日を!」と声を合わせて締めくくった。
10年ほど前から「MORNING GATE」を聴いてファンになったという三条市の男性は「結局、声でファンになったのかな。というかキャラクターで」。何度か間近で遠藤麻理さんを見たことがあり、「色で言えば緑か、薄いピンクか、そこにちっとどす黒いの混じっていて何とも言えない感じ」と笑い、またラジオに戻ってきてくれることを期待していた。
放送を終わって遠藤麻理さんは「皆さんがあたたかく迎えてくれてうれしかった」。ラヂオは〜と以前はTeNYに勤務し、「ラジオでしゃべることの原点がラヂオは〜と」で、「たくさん飲みに連れて行ってもらって、ラジオのおもしろさを実感させてくれたのがここだった」と言い、次の仕事は「やるんだったらやっぱりラジオ。ラヂオは〜とさんからゲストに呼ばれれば、ぜひお願いしたい」と話していた。