JAにいがた南蒲(新潟県三条市興野3)の特産で夏の果物の代名詞、モモの出荷が7月9日、始まった。その後はナシ、ブドウ、西洋ナシと続く果物の収穫シーズン到来だ。
9日は加茂市のJA須田選果場に早生品種の「八幡白鳳」と「日川白風」が持ち込まれた。赤く染まった果実はベルトコンベヤーに乗って運ばれ、作業員による目視と光センサー選果機で糖や熟度、果実内部の腐敗など品質を確認して規格ごとに選別し、段ボールに納めた。
ことしは春先の低温で結実不良で、出荷量は平年を下回る見込みだが、玉太りは良好という。
管内のモモは三条市、加茂市、田上町で栽培され、須田選果場に集約して選果する。「JAにいがた南蒲天果糖逸(てんかとういつ)出荷販売協譲会”の210会員が出荷し、栽培面積は約40ヘクタールになる。
このあとは「日の出」、「あかつき」、「なつっこ」などの品種をリレーしながら9月下旬までに約300トンの出荷を見込んでいる。