新型コロナウイルスの感染防止策として水道蛇口のハンドルを回転式からひじなどで開閉できるレバー式への変更が全国の学校などを中心に広がっているが、新潟三条市では三条市指定給水装置工事事業者の三条管工事協同組合(小柳潤一理事長・加盟25社)が市内28小中学校すべての手洗い場をレバー式に変えるためにレバーハンドル1,100個を寄付し、交換作業も無償で行うことになった。
7月10日に三条市立裏館小学校(小畑一二美校長・児童465人)で目録の贈呈式を行い、2年生4人も同席して手洗い場の前で三条管工事協同組合の小柳理事長から三条市の国定勇人市長に目録を手渡した。
さっそく手洗い場のハンドルを交換し、2年生も使い心地を体験。学校で指導を受けているようにせっけんを使って手を隅々まで洗ってから腕でレバーを閉め、「簡単にできる」とすぐに慣れていた。
レバーハンドルは急激に需要が高まって入手が困難になっている。裏館小に設置した長さ12センチのレバーハンドルの価格は2,000円。500個を順に各学校で交換し、残り600個を入手できしだい交換し、8月末までに交換を終わらせる計画だ。
小柳理事長は「新型コロナウイルスの影響に組合ができることは何かと考えたときにこれだった。感染防止の一助になればいい」と願った。国定市長は「タイムリーに感染予防の寄付をいただき感謝している」と喜んでいた。