新潟県三条市で9人が犠牲になった2004年の7.13水害からちょうど16年になった7月13日、三条市を流れる五十嵐川が破堤した場所にある五十嵐川水害復興記念公園(諏訪1)に献花台が設置され、犠牲者の冥福を祈った。
公園の慰霊之碑の前に献花台を設け、16年前に破堤した時刻にあわせて午後1時15分から黙とうが行われた。国定勇人市長や地元県議、市議、吉田誠吾三条地域振興局長らのほか、市民15人ほども参列。1分間の黙とうのあと、献花台に白菊をささげた。
国定市長は、7月に入って九州、岐阜、長野と広範囲で豪雨被害に見舞われており、五十嵐川のハード整備は一段落したが、「安心できる状況になく、万が一の公助、共助、自助をそれぞれしっかり備えをしていくことが大切」で、この日を節目に梅雨が終わるまで「わたしも市民も緊張感をもってのぞんでいただきたい」と話した。