新型コロナウイルスの影響を受けている新潟県加茂市の飲食店を支援しようと目標200万円でスタートした「かもメシ応援プロジェクト」。市内の参加店舗で6,000円分で使えるプレミアチケットを5,000円で購入できるもので、17日(金)のプレミアチケット販売最終日まで残り2日となった15日、目標の4倍となる800万円を突破した。さらに参加店舗のうち2店舗が前日14日に発表された「ミシュランガイド新潟2020特別版」に掲載されるという朗報も届いた。
このプレミアチケットは、加茂商工会議所青年部(坂上満会長・会員34人)が運営し、必要な資金は加茂市が拠出。購入時に市内の参加45店舗のうち、どこで利用するかを選ぶ。
500円チケットが12枚つづりで6,000円分として使えるプレミアチケットをクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を利用して支援という形で5,000円で販売し、20%にあたる1,000円分がプレミアになる。
15日午後8時現在では、330人の支援者で支援総額は803万7,000円となった。1人当たりの支援額の平均は約2万4千円。また参加店舗1店舗当たりの平均は17万8,600円。プレミア分を加えれば、964万4,400円が利用されるので、1店舗平均21万4,320円の収入になる計算だ。
想像もしなかったほどの購入に関係者も驚いている。さらに14日発表された「ミシュランガイド新潟2020特別版」掲載店に、参加店舗から「ビブ グルマン」(価格以上の満足感が得られる料理)にイタリア料理「オステリア イル サント ピアット」(下条甲)、「ミシュランプレート」(ミシュランの基準を満たした料理)として日本料理「清雲亭 山重」(仲町)の選ばれたことに。ミシュラン掲載店にも対応したプレミアチケットになった。
加茂市の藤田明美市長は14日夜、Facebookで「かもメシ応援プロジェクト」について投稿し「いよいよラストスパート!」と最後のお願いをしている。プレミアチケットの購入を考えていた人は、締め切りまでに忘れずに購入したい。