1千万円の大台突破した「かもメシ応援」のプレミアチケット (2020.7.18)

新型コロナウイルスで打撃を受けている新潟県加茂市の飲食店を支援しようと、200万円を目標に6月23日にスタートしたプレミアチケットの販売は7月17日まで25日間で終了。結果はまさかの1,000万円の大台突破を達成。うれしい誤算となった。

「かもメシ応援プロジェクト」のプレミアチケットの支援は1,000万円の大台突破

この取り組みは、加茂商工会議所青年部（坂上満会長・会員34人）が運営し、必要な資金は加茂市が拠出する「かもメシ応援プロジェクト」として行った。500円チケットが12枚つづりで6,000円分として使えるプレミアチケットをクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を利用して支援という形で5,000円で販売し、20%で1,000円分のプレミアが付く。購入時に市内の参加45店舗のうち、どこで利用するかを決める。

ほかの自治体の状況を踏まえて目標を200万円と設定したが、スタート翌日の6月24日には早々に目標を達成した。当初から加茂市は目標を超えても予算を増額することにしていたので、予算を心配せずにどこまで支援額が増えるかを願っていれば良かった。

期間半ばは中だるみしたものの、折り返し前の7月2日には500万円に到達。多くのクラウドファンディングがそうであるように終盤に向かって再びペースが上がり、7月14日に700万円を超えると翌15日には800万円を突破。翌16日は締め切りまで残り17時間と900万円を超え、そして最終日17日は午後11時過ぎになってついに1千万円の大台を超えた。

最終的な結果は421人が支援し、支援総額は1,023万6,000円。1人当たり平均約2万4,000円を支援し、関係者が誰も思ってもみない驚きの実績となったた。

ケンオー・ドットコムの問い合わせに対し加茂市藤田明美市長は「最後の追い上げが素晴らしくて、見事に最終目標の1000万円を超えることができました。400人以上の方々から加茂市の飲食店に応援をいただき、感謝の気持ちしかありません。そして、この結果は加茂商工会議所青年部の皆さんの努力の賜物です。毎日、ドキドキしながら支援額の推移を見守っていました。今後も加茂市が一つになって、この難局を乗り越えていきたいです」とコメントした。

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