新潟県を中心にモデルやタレントが活動する地域活性化ガールズ集団Lily&Marry'S(リリーアンドマリーズ)のメンバーに加えて一般の人も加して7月18日、新潟市中央区の関屋浜海水浴場で海岸清掃「新潟クリーンCleanプロジェクト2020」を行った。
リリーアンドマリーズ(リリマリ)のメンバー13人と、応援者や一般の約70人が参加。ラジオ体操で準備運動してから海岸のごみを拾った。ごみ拾いには、三条市の永塚製作所が製造するごみ拾いトング「MAGIP(マジップ)」を貸し出した。リリマリのメンバーは、非売品のリリマリーカラーのピンクのMAGIPを使った。
関屋浜はごみ拾いのボランティアがよく行われているので、ふつうに砂浜で過ごすには気がつかないていどのごみしかなかったが、それでも岩のすき間に落ちていたごみを探すなど、参加者はメンバーと一緒に交流しながら徹底的にごみを探して拾った。それでもほとんどの人が新潟市の無料のボランティア袋がいっぱいになるほどのごみを集めた。
リリマリは7、8年前から新潟の大きな魅力である海をきれいな状態で楽しんでもらおうと毎年、夏に清掃ボランティアを行っている。現実にごみを減らすだけでなく、環境を守る活動をPRして知ってもらうことも大切と、数年前からファンにも参加を募り、今は「NPO法人Lily&Marry'S」を組織し、賛助会員も募って活動を拡大している。
ことしの清掃ボランティアは、7月12日に予定した村上市の瀬波温泉海水浴場が1回目だったが、雨のため中止。この日は2回目で、このあと8月23日に長岡市の野積海水浴場、8月30日に五泉市の早出川河川敷で行う。
NPOの理事長に就くリリマリ代表のモデル、山田彩乃さんは「わたしたちの力だけでは清掃活動も限界があります。年々、参加者が増えてごみ拾いに興味のある人が増えているのがうれしい」と話していた。