新潟県三条市と中国・重慶市巴南区が2019年6月に友好都市を提携。ことし3月22日に重慶市で開かれる予定だった重慶国際マラソンに在重慶日本国総領事館を通じて三条市からも参加を申し込んでいたが、新型コロナウイルスの影響で中止になり、その代わりにと7月18日、両市をテレビ会議システムで結んで三条市・重慶市巴南区オンライン運動会が開かれた。
両者から12人ずつが参加した。三条市側の参加者は、重慶国際マラソンに出場予定だった市民2人と、昨年8月の三条市小中学生派遣事業で重慶市と同じく友好都市の湖北省鄂州(がくしゅう)市を訪問した当時の小中学生7人、三条市体育協会の3人。三条市体育文化会館で行った。
日本のラジオ体操と中国のラジオ体操を組み合わせた準備運動をしてから腹筋や腕立て伏せの回数、両者間でジェスチャーをつなぐゲーム、おたまリレー、かえる跳びリレー、○×クイズ、スイカ割りなどを行った。
ゆったりしたリズムの日本のラジオ体操に対し、中国のラジオ体操はマーチングのようなアップテンポ。ジェスチャーでは、すしを握る動作が中国人は伝わらなかったり、卓球のお題がテニスになったりした。
タイムラグがあってぎくしゃくすることもあったが、お国柄や文化の違いに笑いが絶えず、楽しみながらスクリーンの向こうの異国と体を動かして交流した。