新潟県燕市は市独自の新型コロナウイルス感染症緊急対策「フェニック11+5」のひとつで、市内3図書館すべてに図書除菌機を設置し、21日に利用を開始した。
燕、吉田、分水の各図書館に1台ずつ設置した。図書除菌機は紫外線によるウイルスの除菌、送風によるほこりの除去、消臭芳香剤によるにおいの消臭の3つの機能がある。
冷蔵庫のような形で、1度に6冊を30秒で除菌できる。扉を開けて中に本を開いて立てて扉を閉め、スタートボタンを押すと中が青く光り、風が吹いているのがわかる。あとは待つだけで除菌が完了する。
図書館で本を借りるときに本に付着したウイルスによる感染が心配されることから設置したもの。本を借りて帰るときに利用してもらう。返却された本は同図書館で除菌している。
3図書館のうち燕図書館だけは、数年前から指定管理者の図書館流通センターが所有する図書除菌機を設置していたが、今回は市の図書除菌機に入れ替えた。
また、吉田図書館は7月20日から改修工事が行われており、隣接の吉田公民館に仮設図書館を設置している。