新潟県弥彦村の新マスコットキャラクター「ミコぴょん」が7月3日、生みの親とも言える弥彦村立弥彦中学校(河井昌之校長)の美術部を訪問し、お披露目した。
ミコぴょんは、弥彦のうさぎ伝説に登場する「良幸餅(うさちもち)」がモチーフ。弥彦村に人を引き寄せるという願いを込めて耳は人と人を結びつけるという意味の水引の形をして、みこ風の衣装やはっぴを着て弥彦村をPRする。名前は村民の投票で決めた。
頭のデザインはイベント会社に委託したが、胴体部分は子どもたちの意見を反映し、子どもたちから愛されるキャラクターをつくりあげたいという小林豊彦村長の思いから、昨年10月に弥彦中学校美術部の部員にデザインしてもらった。
イベント会社と相談しながらコンセプトを決め、頭部のデザインを委託した。小林豊彦村長の子どもたちの意見を反映し、子どもたちから愛されるキャラクターをつくりあげたいという思いもあり、胴体部分は昨年10月に弥彦中学校美術部の部員からデザインしてもらった。
5月には着ぐるみが完成。本来ならとっくに弥彦のPRに飛び回っているところだが、新型コロナウイルス感染症の影響でイベントが軒並み中止、延期され、出番を失っており、ひとまず弥彦中美術部へデザインに感謝の気持ちを込めたお披露目会をと訪問した。
ミコぴょんが待ち構える美術部に集まった生徒は、ミコぴょんを遠巻きにして眺めて「かわいい」、「ミコぴょん、すげー」、「でけー」と目をキラキラ。ミコぴょんは 話せないなのでコミュニケーションはできないが、生徒はミコぴょんにさわってにんまり。ミコぴょんを囲んでみんなで記念写真を撮った。
部長の3年生西潟瑠愛さん(14)は「みんなで自分の案を出して、その中からいい案を寄せ集めて作った。想像より完成度が高い」と実体化したミコぴょんに大満足だった。