新潟県内で1日としては最多となる8人の新型コロナウイルス感染が確認された7月31日に開かれた第23回新潟県新型コロナウイルス感染症本部会議で、「注意報」を発令した。
あわせて花角英世知事は、注意報発令に伴ってメッセージを出し、体調に異変を感じたら早めに帰国者・接触者相談センターに相談すること、飲食を伴う会食は少人数にすること、三密や長時間の会食を避けることなどを求めた。
注意報の内容と花角知事のメッセージ全文は次の通り。
注意報
令和2年7月31日
< 県民の皆様への注意事項 >
○感染の拡大がみられる地域から県内に移動してきた場合(往復を含む)
○感染の拡大がみられる地域での行動
○飲酒を伴う会食
新型コロナウイルス感染症に関する県民の皆様へのお願い(7月31日)
今日の時点で県民の皆様に「注意報」の発令をお伝えしたいと思います。
明日からの1週間で6人以上の感染者の確認が極めて高い蓋然性をもって想定されることから、今日の時点で「注意報」を発令したいと思います。具体的には、県民の皆様に次のことをお願いしたいと思っています。感染の拡大がみられる地域から県内に移動してきた場合、これはもちろん県民が東京等に出かけて、また戻ってきた場合を含みますけれども、感染の拡大がみられる地域から県内に移動してきた場合には体調に注意をしていただき、体調不良の際は、必ず早めに帰国者・接触者相談センター(保健所)に相談していただきたいと思います。これは感染された方でご相談いただけなかった事例がございましたので、改めて体調に異変を感じたら早めにご相談いただきたいというお願いであります。
そして2つ目に、感染の拡大がみられる地域から県内に移動してきた後の飲酒を伴う会食については慎重に判断していただきたい、十分注意していただきたいというお願いです。次に、感染の拡大がみられる地域に出かけたときの、行った先での行動についてのお願いです。行った先で飲酒を伴う会食をできるだけ避けていただきたい。必要があってやむを得ずそうした飲酒を伴う会食を行う場合には、感染防止対策を十分とっていただいた上で、慎重な行動をお願いしたいと思います。
そして3つ目ですが、県内・県外を問わず一般的なお願いでありますけれども、飲食を伴う会食については、極力少人数が望ましく、10人以上の多人数での会食については特に感染防止対策に注意していただきたいと思います。そして大声を出す、あるいは三密のいずれかが発生するような状況について、あるいは長時間の会食といった感染のリスクが高いものについては避けていただきたいというお願いであります。
私からは、県民の皆様への「注意報」が発令された現在、このような点について注意していただきたいというお願いです。
令和2年7月31日
新潟県知事 花角 英世