新潟県三条市の三条商工会議所青年部(小柳明会長)は8月3日、燕三条の新しい土産「#燕三条旅のしおり」を発売した。下田産の木の実「こくわ」使った焼き菓子「こくわパイ」の詰め合わせで、パッケージは1泊2日で燕三条地域を訪れた若い3人の女子旅をアテンドする文字通り旅のしおりにもなっている。
コクワはサルナシという木の果実で、キウイのような酸味が特徴。下田地区では、こくわカレーやこくわ酒が製造されている。そのこくわを使ったパイを下田地区の道の駅「漢学の里 しただ」で製造する。8個入りで税別1,800円。しっとりしてさわやかな酸味が楽しめる。
パッケージにふたの裏には、1泊2日の燕三条の旅のプランをイラスト付きで描き、これがまんま旅のしおり。東京駅から新幹線で午前10時15分に燕三条駅に到着。燕市のMGNET、杭州飯店、藤次郎を回り、弥彦地域を散策して弥彦温泉の四季の宿みのやに宿泊。2日目は三条市のSUWADA、マルナオ、とんかつ三条、スノーピークHeadquarters、一ノ木戸商店街、道の駅 燕三条地場産センター、燕三条イタリアンBitと回り、燕三条駅発午後7時42分で帰京する。
立ち寄り先のうち8カ所で撮影した写真とQRコードをそれぞれ個包装の8個のこくわパイのパッケージに印刷。QRコードを読み取ると、インスタグラムに開設した「#燕三条旅のしおり」のアカウント「tsubamesanjo.tabinoshiori」のそれぞれの立ち寄り先の写真や情報の投稿を表示するという仕組みだ。また、ハッシュタグ「#燕三条旅のしおり」で発信、拡散してもらう。
市外、県外へ出張するときの新たな手土産に、どうせなら燕三条地域をPRしてアテンドするような菓子をと企画した。本来は昨年度の企画だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で3月でいったん事業をストップ。あらためて新型コロナウイルスの影響で減ってしまった観光客を取り戻そうという新しい使命を与えて3日、記者会見を行って発売した。
「#燕三条旅のしおり」は、道の駅の「漢学の里 しただ」、「燕三条地場産センター」、「庭園の郷 保内」と燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」、「燕三条イタリアンBit」で販売している。