日本政府観光局(JNTO)のオーストラリアとニュージーランドの旅行者向け公式Facebookページ「Visit Japan AU」に7月30日、新潟県燕市で行われている「田んぼアート」の紹介を掲載した。
燕市景観作物推進協議会主催で吉田ふれあい広場の西側の田んぼアートを毎年行い、ことしで14年目。色の違うイネを栽培して田んぼをカンバスに地上絵を描いている。
例年、地元にちなんだテーマでデザインしているが、ことしは新型コロナウイルス感染症で参加者を募って大勢を集めて田植えができなかったため、関係者だけで田植えし、シンプルな虹をデザインした。
テーマは「希望の虹」。医療従事者や地域の住民を応援するため、子どもたちが希望の象徴として虹の絵を飾る取り組みがSNSを通じて広がったことに賛同して虹に。黄稲、紫稲、赤稲、白稲、緑稲の5色のイネで虹を描いた。
日本政府観光局から今回の取り組みをFacebookで紹介したいと依頼があり、西蒲原土地改良区がドローンで撮影した画像を提供した。「Visit Japan AU」は18万5000人もの人がフォローしている。燕市では田んぼアートを高いところから見られるよう8月6日まで見学台を設置している。
また地元の吉田北保育園の年中児と年長児の47人が1人1枚ずつ描いた絵「きぼうのにじ」も展示している。