厨房機器メーカーの株式会社ハイサーブウエノ(小越元晴社長・新潟県三条市福島新田)は8月5日、水害後の泥落としに大活躍している高圧洗浄機20台を三条市社会福祉協議会(上石貞夫会長)に寄付した。
ファミレスチェーンに納品している鍋清掃機に使われている高圧洗浄機が故障すると代替品として新品を届ける。故障したものは修理すれば使えるが、販売するわけにもいかず、社内に眠っていた。
この夏の令和2年7月豪雨で被災した熊本県の顧客から掃除が大変と聞き、修理した高圧洗浄機を送ってあげると、とても喜ばれた。それなら残っている高圧洗浄機を修理して被災地で役立ててもらおうと、どうやったら必要な所へ届くかもわからないので三条市社会福祉協議会に寄付することにした。新品を買えば2万円ちょっとする製品で、付属していない5mのホースとノズルもセットにして寄付した。
5日は会長の小越憲泰さん(74)が三条市社会福祉協議会事務局を訪れた。「もっと早く気がつけば良かった」と小越さん。「再利用して幅広く活用してもらえれば」と話していた。
三条市社会福祉協議会では寄付を受けた高圧洗浄機をすぐに利用する予定はなく、保管して活用方法を検討する。