新潟県が7月31日に発令した「新型コロナウイルス感染症注意報」に「今こそわれわれの出番だ!」と燕市吉田北地区のご当地ヒーロー、方言戦隊メテオレンジャーは8月9日、疫病よけにご利益があるとされる妖怪「アマビエ」にふんしてメテオレンジャーなりに新型コロナウイルスと戦った。
アマビエにふんしたのは、5色のメテオレンジャーのうちピンクとイエロー。ピンクは青、イエローは緑の長髪のかつらをかぶり、それぞれ色のうろこを模した手作りのワンピースを着て、黄色の大きな耳とくちばしをつけた。見かけた子どもたちから「怖い…」という声があがるほどの妖怪ぶりだ。
地元の吉田ふれあい広場となりに描かれた田んぼアートのあぜ道に、メテオレンジャーのかかしが並んでいる。かかしは燕市立吉田北小学校PTAが設置した。毎年、夏の「学校に泊まろう会」でかかしを作っているが、ことしは感染防止のため中止。親子約90人だけでかかしの製作だけ行った。
かかしは5体のメテオレンジャーの後ろに2体のアマビエも従える。メテオレンジャーは自分のかかしのとなりに立ち、「疫病退散!」と叫んでポーズをとり、記念撮影。その足で「麺'S 冨志」 、「K-STYLE」、「かめや米納津店」の3店をおはらいに回り、記念撮影した。
また、注意報を知らせるため黄色のライトアップが行われていることから、5人全員がイエローのコスチュームを着て「新生活様式」を1文字ずつ書いた紙を持って言葉と色で注意を呼びかけるパフォーマンスも行った。このようすを撮影した動画や写真をメテオレンジャーのFacebookページで公開して感染防止を呼びかけている。