新潟県三条市は、夏休みにあわせて8月10日(月・祝)から16日(日)まで大崎学園、翌週の17日(月)から23日(日)まで裏館小学校の屋上プールを無料開放している。
地域に開かれた学校づくりと、地域における交流促進のため、夏休みの時期にあわせて特定の市内小中学校の屋上プールを無料開放している。
記録的な猛暑に見舞われた昨年の夏は気温が高過ぎ、熱中症のおそれからそもそも外出するのが危険で結局、1日しか無料開放できなかった。
ことしは無料開放ととも猛暑が到来。初日10日の三条は今夏最高、初めて猛暑日となる最高気温36.1度を記録。11日も35.8度まで上がり、2日連続の猛暑日で、明け方の最低気温26.4度で今夏初めての熱帯夜となった。
大崎学年の屋上プールは25mプールと低学年用プールがある。10日は28人の利用があり、11日の利用は30人を超えた。受け付けで検温があり、更衣室は3密にならないような感染防止策を講じているが、プールに入れば何も制約はない。
低学年用プールには浮き輪やビーチボール、アヒルのおもちゃなどがある。ことしは新型コロナウイルスの影響で市内小中学校では1学期のプール授業がなかった。
利用者のほとんどが大崎学園に通う小中学生やその保護者。11日は屋上だからといってとくに涼しくはなかったが、頭の上に青空しか見えないような環境は格別だ。子どもたちは笑顔にあふれ、甲高い声をあげてはしゃいでいた。