公的年金支給日にあわせた「新潟県特殊詐詐欺悪質商法被害防止の日」の8月14日、新潟県警三条署(根立一成署長)は、三条市本町4、新潟県信用組合三条支店(川村晃支店長)の店舖前で防犯機能付き電話機を紹介し、 特殊詐欺被害防止を呼びかける広報活動を行った。
県は昨年3月に公的年金支給日である偶数月の15日を「新潟県特殊詐詐欺悪質商法被害防止の日」に制定。それにあわせた広報活動で、三条署生活安全課員3人が防犯機能付き電話機の操作を実演し、 特殊詐欺被害防止の啓発グッズ、 特殊詐欺被害防止ナシでかけてJA南蒲の洋ナシ「ル レクチエ」の炭酸飲料を来店者にプレゼントした。
防犯機能付き電話機は、電話が着信すると自動で通話が録音されることを知らせる音声がかけてきた側に流れ、録音を開始する。犯人からかかってきた電話番号を表示し、知らない電話番号ならボタンを押して拒否できるもので、犯行の抑止に有効とされている。
あわせて三条市防犯協会が実施中の「防犯機能付き電話機プレゼントキャンペーン」 もPRした。三条市内で65歳以上が住む世帯に抽選で30人に防犯機能付き電話機をプレゼントする。燕市では数年前から防犯機能付き電話機のモニター募集を行っている。
三条署管内での特殊詐欺被害は、オレオレ詐欺6件、架空請求詐欺7件の合わせて13件で、被害総額1,080万円。ことしは8月13日までに11件で被害総額3,787万円と大きく増えており、被害防止を強く呼びかけている。
防犯機能付き電話機プレゼントキャンペーンは、はがきで応募する。はがきの表に「〒955-0065 三条市旭町2丁目12番13号 三条警察署 三条防犯事務局行」、裏に「防犯機能付き電話希望」と書き、さらに住所、氏名・年齢、電話番号、設置場所に住む65歳以上の人の住所・氏名・年齢を書いて送る。9月15日までの消印有効。