整形外科専門病院「富永草野病院」(草野恒輔理事長・新潟県三条市興野2)は20日、介護医療院の職員2人が新型コロナウイルスに感染したことをホームページで公表した。
感染が確認された職員は、県が18日に公表した燕市に住む20代男性と、その濃厚接触者としてPCR検査を受けて陽性がわかり、19日に公表した40代女性。2人とも入院協力医療機関に入院している。
感染が確認された職員の勤務場所は、外来患者を診察する施設とは別の施設で、施設間の行き来もしていないなど、濃厚接触者以外の人との接触がないことを確認している。
濃厚接触者にはついては、通常の濃厚接触者に該当しないていどの接触があった同僚や患者にも濃厚接触者の範囲を拡大してそのすべての人を特定。症状の有無にかかわらずPCR検査を行った結果、まだ検査中の職員1人を除いて全員の陰性が確認された。
感染が確認された職員の勤務場所は、通常の消毒に加えてさらに徹底した消毒措置を継続。念のため、新規入所は2週間制限する。「本来、早急に御報告すべきところではありますが、正確な情報をお知らせするため、御報告が遅くなったことをお詫びします」と感染確認から3日目の発表になったことをわびた。
そのうえで「今後も安全な医療を提供できるよう、三条保健所と連携し、職員一同、引き続き感染予防に細心の注意を払いながら取り組んでまいりますので、安心して当施設を御利用くださいますよう、よろしくお願い申し上げます」としている。