新潟県警燕署(根立一成署長)は8月25日、特殊詐欺を未然防止したセブン-イレブン分水学校町店同店に署長感謝状を贈った。
表彰を受けたのはセブン-イレブン分水学校町店とパー ト従業員の矢川妙子さん(47)。根立署長がセブン-イレブン分水学校町店を訪れ、オーナーの山田一幸さん(46)と矢川さんに署長感謝状を手渡した。
ことし7月17日、60代の女性客が来店し、矢川さんに対して約5万円分の電子マネーの購入を申し出た。女性が電子マネーの購入に不慣れだったことから不審に思った矢川さんが女性に購入理由を聞くと「未払いの会員料金の支払い」と答えたため、 矢川さんは特殊詐欺を疑って警祭に通報し、架空料金請求詐欺被害を未然防止した。
矢川さんは2年前にも同様の特殊詐欺を未然防止して署長感謝状を受けている。60代女性は常連客で「金額が大きく、おかしいと思った」と矢川さん。「焦っていたので、パニックにならないよう落ち着かせて話を聞いた」と冷静に対応した。
女性は通販サイトを装った電子メールを受けており、記載された電話番号もあやしかったことから特殊詐欺を確認した。「特殊詐欺を未然に防げて良かった。なにかわからないことがあったら、わたしたちに気軽に聞いてほしい」と話した。
オーナーの山田さんは「前回同様に被害を防げたのがいちばんうれしい。これからも被害防止の取り組みを徹底していきたい」と話した。