温帯低気圧に変わった台風8号へ吹き込む風によるフェーン現象がピークになるとみられた8月27日、各地で最高気温が35度を超す猛暑日を記録。新潟県・三条は36.8度まで気温が上がり、10日の36.1度を上回ることし最高の厳しい暑さになった。
時間帯によっては三条が全国で最も気温が高い地点になったこともあったようだが、最終的には10位にも入らなかった。全国最高は兵庫県豊岡市の38.6度で、全国4位の新潟県胎内市中条が県内最高の37.9度だった。
三条では、2年前の8月23日に観測史上最高の40.4度、昨年は8月15日にそれに次いで2番目に高い40.0度を観測している。昨年は40.0度の前日が観測史上3番目に高い39.5度を観測するなど、記録的な8月半ばを中心とした猛暑の影響で、コメの記録的な品質低下を招いた。
今週に入ってから続くフェーン現象による猛暑は、昨年より1週間ほど遅れているとはいえ、胴割れなど品質に影響が出そうだ。きめ細かな水管理が重要だ。
三条市の三条防災ステーションでは27日、ジェットスキーなどのデモンストレーションが行われた。三条市の山手、下田地区の五十嵐川でラフティングなどを行っているIRC五十嵐川ラフティングが行ったもの。
来年、ミズベリング三条で、ジェットスキーでラフティングのゴムボートを引っ張るアトラクションの実施を計画しており、そのための訓練、テストを兼ねて行った。水に入るわけではなく、ジェットスキーやゴムボートに乗っているので、それほど涼しくはないが、水しぶきを上げて川面を走るウォータースポーツは見るからに涼しそうだった。
予報では28日も新潟の予想最高気温は35度。この先1週間も猛暑が続く予報で、熱中症など健康管理に注意が必要だ。