8月30日夜遅くに降った激しい雨で、新潟県燕市分水地区の渡部地内で土砂崩れが発生し、それに伴う交通規制も行われた。
土砂崩れが発生したのは、大河津分水路右岸側を走る県道分水寺泊線の渡部橋−野積橋間の山側の斜面で、県道を海へ向かって「にとこみえ〜る館」から約300メートル手前。2階の屋根くらいの高さから幅数メートルにわたり斜面が崩れて赤茶色の地肌がむきだしになり、流れ出た土砂が道路の半分ほどまで広がった。
30日午前11時40分から31日午前2時半まで県道を片側交互通行にして土砂を排除し、土留めの大型土のうを並べて応急処置を完了。いずれも復旧工事が行われると見られるが、市では通行に注意するよう呼びかけている。
土砂崩れ現場に近い国上地内の県の観測所では、31日午後10時までの1時間に19ミリの雨量を記録。激しい雨が降っていた。現場は県の土砂災害警戒区域に指定されている。