協同組合新潟県異業種交流センター主催、一般社団法人燕三条青年会議所など後援で、9月12日(土)午後2時から3時半までテレビでおなじみのタレントで国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんを講師にオンライン講演会を行うのをはじめ、「class 暮らすをマナブ」をコンセプトに「燕三条コンファレンス」として3つの事業に取り組む。
講演のテーマは「モーリー流 世界の動きとこれからの日本。」。ビフォーコロナとは別世界と言われるアフターコロナの世界経済、情勢の推移を理解し、その状況下でこれからの日本の進むべき方向をモーリー・ロバートソン氏の独自の視点で本質を読み解く。著しく変化していく世界経済、情勢の分析、解析とともに現在、日本が置かれている状況をわかりやすく講演してもらい、燕三条青年会議所のYouTubeチャンネルでライブ配信する。
オンライン講演会とはいえ、モーリー・ロバートソンさんから燕三条へ足を運んでもらって燕三条から配信するので、無観客ライブ配信のような感覚。事前質問をTwitterのハッシュタグ「#モーリー・ロバートソン燕三条」で受け付けるほか、当日もGoogleフォーム(アドレスはQRコードで)で質問を受け付ける。
講演会は9月12日午後2時にここでスタート
ほかの2つの事業は、トークセッションと活動映像。トークセッションは講演会のプロローグのような形で、同じ日の午前10時からYouTubeチャンネルで動画を公開する。こちらはあらかじめ録画した動画をオンライン配信する。
2021年4月開学予定の仮称「三条市立大学」の学長予定者、アハメド・シャハリアルさんと燕市・株式会社MGNETの武田修美社長を講師に、燕三条地域の製造業の未来を語ってもらう。20分間の2人でトークセッションのあと各業種のメンバーがパネリストに加わって35分間のディスカッションを行う。
トークセッションのなかで「チーム燕三条創造プロジェクト」で制作した動画を公開する。新型ウイルス禍に負けず、地域のために行動している人に焦点を当て、これまでのさまざまな活動を映像にまとめた。
さらに11月14日午後7時から「燕三条花火」を打ち上げる。新型コロナウイルスで花火はもちろんほとんどイベントが中止され、さまざまなことをあきらめざるを得なかった人たちを花火とラジオメッセージで応援し、元気づけたいと企画した。
花火のなかにメッセージ花火があり、寄付することで花火打ち上げ前に新型ウイルスの影響でちゃんと伝えることができなかった大切な人への感謝や祝いの気持ちをラジオメッセージで流す。結婚祝い、プロポーズ、感謝、燕三条エールなどの花火を想定している。
火打ち上げに必要な資金は、クラウドファンディングや街頭募金で寄付を募る。クラウドファンディングは「CAMPFIRE」で3日にスタートした。募集終了は10月14日で目標は80万円。5日午前11時までに17人から14万6000円の支援が寄せられた。
支援は、お礼メールと燕三条青年会議所のホームページに名前や企業名を表示するのがリターンの1,000円から、スペシャルスターマイン打上&特別観覧席ご招待の5万円まで。メッセージ花火は3万円、燕三条製品がリターンのコースもある。
それ以外にも寄付を募るほか、活動のPRも含めて9月19日、10月3日、24日の3回、いずれも午前10時から正午まで地元スーパーで街頭募金も行う。すべて合わせた寄付の目標は300万円で、300発の花火の打ち上げを目指す。
4日行った記者会見で知野理事長は「新型コロナウィルス蔓延により活動が大きく制限されたなかで、私たちの運動自体も続けていいものかどうかと言うような議論にもなっていた」が、「青年会議所設立の経緯を鑑みると、もともと日本の戦後の再興を掲げて立ち上げられた団体であり、燕三条青年会議所設立から7.13水害をはじめ多くの災害に見舞われたが、先輩は活動を止めることなく前に進んできた」、「こんな時だからこそ私たち青年会議所は運動を続けてこの地域の皆さまのために何かできることがないかと活動をしていくべきだと私たちは考えた」と開催の意義を話した。
当初、講演会は三条市体育文化会館で来場者を入れて行う計画だったが、感染防止のためオンラインに変更した。「オンライン講演会とすることでより多くの皆さまにこの講演会を聞く機会を提供できる。燕三条地域のみならず日本全国の多くの人にこの講演会を聴いてこれからの未来について考えるきっかけにしていただきたい」と述べた。