三条市議会議員の佐藤宗司(そうじ)=三条市上谷地=が9月8日、誤嚥性肺炎のため入院先の新潟市・新潟県立がんセンター新潟病院で死去した。69歳だった。
嚥性肺炎で呼吸困難になり、9月1日から入院していたが、8日午前11時31分に息を引き取った。
佐藤さんは、40代後半から肺がんで抗がん剤治療や放射線治療を受け、その後も通院治療を受けた。食道がんもわずらうなど病気がちで、2014年にはボウリングで骨折もした。昨年11月には食道がんが再発。ことし7月2日から8月16日まで鎖骨骨折するなど、病気とけがに戦った。
佐藤さんについて妻のアキさん(67)は「39年前に結婚してから半分は病院にいた。20年も長生きさせてもらったと感謝していた」と言いながら「いちばん切ない思いをしていたのは本人だったと思う」と声を詰まらせた。
佐藤さんは男4人きょうだいの三男。加茂農林高校を卒業すると自営業で塗料販売業のかたわら農業を営んだ。2003年5月の下田村議選で初当選し、合併に伴って05年に三条市議となり、通算6期、17年4カ月務めた。
11日午後7時から通夜、12日午前10時15分から告別式、正午から出棺で会場はいずれも三条市・VIPシティホール県央。喪主は二男の智広さん(35)。