9月16日朝、新潟県燕市の燕地区でイノシシの目撃情報があり、警察や消防、燕市で1時間余り捜索したがイノシシを見つけられずいったん解散。燕市内では2週間前の2日に現れたイノシシを駆除したばかりだ。
午前9時前、燕市東太田地内の国道289号に面した農産物直売所「ほのか」裏手の草むらにイノシシが潜んでいると目撃情報があった。
イノシシは国道289号と反対側の水道町方向へ逃げたとのことで、その周辺を捜索したが、稲穂の中に身を隠すと発見は難しく、まだ稲刈りが終わっていない田んぼが多いこともあって発見できず、午前10時過ぎでいったん捜索を終わった。
燕市では近年、毎年のようににイノシシが目撃されている。イノシシは柏崎市方向から海岸部の山手を伝って北上し、大河津分水路や信濃川を泳いで燕市へ入るようになったと思われる。
目撃情報の多くは分水地区だったが、2年前には吉田地区で目撃され、燕地区との境界付近で駆除された。2週間前に現れたイノシシも分水地区だったが、今回の目撃が見間違えでなければ燕地区では初めて。それも市街地に近く、人的被害が心配される。
イノシシ出没の情報はどんどん間隔が短くなっていて、燕市内も活動範囲にしているのは確実で、市内を根城にしている可能性も高く、日常的な警戒も求められるようになってきた。