物流業のマルソー株式会社(渡辺雅之社長・新潟県三条市月岡字綾ノ前)を核とするマルソーグループ(新潟県三条市)は9月15日、取引先の安心と安全の提供と社員の不安解消などを目的に16日から全社員を対象に新型コロナウイルス抗体検査を実施すると発表した。
マルソーグループは社員とパートで約1,150人の規模で、 信頼できる抗体検査キットを全量そろえるのに時間がかかったが、このほどヨーロッパから検査キットが到着し、 承諾書なども含む検査の事前準備が完了したことから16日から実施できることになった。検査キットはEUやイギリスで製品認証取得済みのドイツ製で、約15分で検査結果がわかる。
抗体検査キットはマルソーの子会社の株式会社ファースト・ブレインが窓口となって購入し、 グループ16社で実施する。ファースト・ブレインが行うのは、保育圏を数多く運営しているため社内に看護師が在籍しており、正確な検査結果を得るためにも看護師の立ち会いのもと、対面で検査する。
検査結果は本人以外はごく一部の管理責任者しか把握できない仕組みにする。ブライバシーの問題もあり、検査は強制ではなく希望者だけ。今のところ大きな反対はなく、ほとんどの人が実施する見込み。