4連休にドライブスルー果樹園が出現 シャインマスカットを直販価格で (2020.9.17)

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ドライブスルー方式のPCR検査はもちろん、感染防止対策のためさまざまな分野でドライブスルーの導入が進んでいるが、週末からの4連休に新潟県三条市にドライブスルー果樹園がお目見えする。

ドライブスルー方式の販売イメージ
ドライブスルー方式の販売イメージ

ドライブスルー果樹園に挑戦するのは三条市井戸場にある渡辺果樹園。9月19日(土)から22日(火・祝)までの4日間、ブドウの女王「シャインマスカット」をドライブスルー方式で直販価格で販売する。

事前予約制で、購入を希望する人は渡辺果樹園のホームページにあるメール、Facebookページでメッセージ、電話などで何時にどのタイプのシャインマスカットを何房ほしいか連絡する。

左から秀品、自宅用レギュラー、シミのあるシャインマスカット
左から秀品、自宅用レギュラー、シミのあるシャインマスカット

予約した時間に渡辺果樹園へ出向いて作業場の前に駐車し、車に乗ったままの状態で商品と料金の受け渡しをする。シャインマスカットは3種類を用意し、1房500〜600gでシミのあるものが税込み1,000円、自宅用のレギュラーが1,500円〜1,8000円、できのいい秀品が2,000円〜2,500円で販売する。

ほかにも希望があれば、食味に優れた大粒の赤色ぶどう「クイーンニーナ」の自宅用を1房1,000円、以前から販売している3種類のブドウが入ったものと、西洋ナシ「ル レクチエ」のセミドライフルーツをそれぞれ750円(60g)で販売する。

シャインマスカット以外にも販売するクイーンニーナやセミドライフルーツ
シャインマスカット以外にも販売するクイーンニーナやセミドライフルーツ

渡辺果樹園にとってドライブスルー販売は初めての挑戦。春先から計画していたが、生育の遅れで思った時期に仕事ができず、ことしはあきらめようとも思った。

ことしは、害虫を防ぐネオニコチノイド系農薬を使わない「ネオニコフリー」の果樹栽培にも初めて試した。それが原因ではないが、雨による湿害や害虫の発生でシャインマスカットの皮の表面に茶色いしみが出る症状が多く出た。しかし味には関係なく、ここにきて糖度が乗ってきたことから、秋の味覚を味わってほしいとドライブする形式で販売することにした。

渡辺果樹園の入り口の看板と経営者の渡辺さん
渡辺果樹園の入り口の看板と経営者の渡辺さん

渡辺果樹園に果樹園に直接、果物を買いに訪れる人も多い。経営する渡辺康弘さん(56)は「新型ウイルスでお客さんが果物を求めに来てくれないのではと思った。商品を手渡すだけなら感染の心配なく買ってもらえると」と来客を待っている。

最終日22日は果樹畑を見学してもらおうと考えている。予約はメール「info@nature-farm.com」、Facebookページ「渡辺果樹園(Nature Farm)」のメッセージ、電話「0256-34-5470」へ。住所は「三条市井戸場143」。


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