9月17日夜、信濃川に架かる瑞雲橋や石上大橋でこの秋もオオシロカゲロウの大量発生が見られた。それと知らずに通りかかった人はおびただしい数のオオシロカゲロウに驚いたり、悲鳴を上げたりしていた。
オオシロカゲロウは、幼虫は全国の川で川床の砂にもぐって生活し、初秋にいっせいに羽化する。羽化のタイミングは極めて同調性が高く、いっせいに羽化して大量発生する。
大量発生は信濃川に限らないが、瑞雲橋では外灯の明かりにオオシロカゲロウが集まって群れて飛び、千匹単位と思うほどの数。寿命は2時間ほどしかなく、下にはおびただしい数の死んだオオシロカゲロウでうっすら雪が積もったように見え、スリップ事故が発生することもあるので注意が必要だ。
瑞雲橋の歩道を進む自転車に乗った女子生徒は、大量のオオシロカゲロウに前へ進めなくなって立ち往生することも。外灯の数だけオオシロカゲロウの障害が立ちふさがり、「やばい、やばい!」、「先に行かないで!」と悲鳴を上げて突破していた。
昨年も20日ごろに大量発生している。迷惑でやっかいな初秋の風物詩だ。