不適切発言に対する擁護論が増えるなかで遠藤前教育長が辞任 (2020.9.25)

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燕市教育委員会の定例教育委員会での発言の内容が不適切だったとして問題になった遠藤浩前教育長が9月24日、辞任した。後任は総務課の山田公一参事(61)。

退任のあいさつを行う遠藤前教育長
退任のあいさつを行う遠藤前教育長

遠藤前教育長は道半ばでの辞任で職員に伝えられなかったことを惜しむように、自身の教育論を伝えたあと、「教員は教えてなんぼの世界」で、「教えるっていうことが仕事なんだからそれを躊躇しないでやっぱりやっていかなければいけない」と教育者としての思いを語った。

「私がこの場に今、ここに立った理由を思い起こせば、この3週間、皆さん本当に迷惑をかけたと思っている」。教育委員会職員が今回の問題にへの対応に追われ、「明日から私がいなくなっても、それがなくならないところが本当に心苦しい」、「辞めます、はい、さよならって言ったら、明日からそれがなくなってしまうというほど単純なものでもない」と心苦しさを打ち明けた。

退任のあいさつに50人近い職員が集まった
退任のあいさつに50人近い職員が集まった

職員に対して「お礼の言葉を言わなければならないが、お詫びの言葉が先にきてしまう」とし、「本当にごめんなさいね。もう少し皆さん方に教えたいこともいっぱいあったり、燕市の教育を変えたいところもいっぱいあったのは事実なんだけれど、なかなか自分のやってしまった不始末でこうなってしまった」。

「このあと皆さんがたに託すことばっかり、すべて皆さんがたにお願いをしてこの場を去っていくと言うことになりますので、燕市の10年後、20年後、皆さんがたにお願いをしてですね、終わりたいと思います。この1年半本当にありがとうございました。さようなら」と締めくくり、職員の拍手に送られて退場すると、そのまま車に乗り込んで市役所を去った。

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公認の山田公一参事

遠藤前教育長は8月21日の定例教育委員会の教育長報告で、平和を訴える話の流れからコロナ禍を解消するために戦争を始めることではないかと話した部分が問題になっていた。市教委へは今もこの問題に関する照会が続いている。ただ、当初は発言を批判する内容ばかりだったが、最近は逆に発言を擁護するどころか、好ましいとさえ評価する声が増えている。

この日の市議会で後任の山田公一氏に同意。翌25日に鈴木市長から辞令を交付する。教育長は2010年から現役の県教委職員を任命しており、それから遠藤前教育長で4代目だったが、10年で途切れた。


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