秋季北信越高校野球新潟県大会で初優勝を飾り初めて新潟県加茂市に優勝旗をもたらした加茂暁星高校(西村香介校長)の硬式野球部が9月28日、加茂市役所で藤田明美市長に優勝報告を行った。
加茂暁星高校は、9月23日に三条市・三条パール金属スタジアムで行われた同大会決勝で、強豪校の新潟明訓高校に鮮やかなサヨナラ勝ちで硬式野球部創部以来初の優勝を決めた。
選手らは同部のマイクロバスで市役所を訪れた。市役所の外壁には優勝を祝い「めざせ!!甲子園」などとある懸垂幕を掲げ、市役所玄関前には藤田市長をはじめ三役選手の保護者や市民が拍手で出迎えた。
選手はユニホームを着て首から金メダルを下げ、大きな拍手に迎えられた。さらに庁舎に入ると今度は職員が通路に出て、拍手で選手を迎えた。
優勝報告で西村校長は、地元の応援に感謝し、決勝戦では「9回裏、本当にもうだめかと思ったが選手の頑張りと地元の皆さんの熱い思いが伝わって逆転サヨナラ勝ちにつながった」と応援に感謝し、続く北信越地区大会では「ことしは1勝、2勝、3勝と勝利を重ねていってほしい」と願った。
藤田市長は、「加茂市じゅうの皆さんが興奮し、喜んでいると思う。優勝が決まった瞬間、逆転サヨナラ勝ちのこともあって、市民からすぐに市役所の代表の電話に早く市民の皆さんにお伝えし、連絡してくださいと電話があった。それだけ市民が喜んでいる」とし、「冷静に考えればこの優勝の結果は本当に偶然ではなく、日ごろの選手の皆さんの練習の積み重ねや監督や先制の指導のたまもの」と祝福し、「これからが本場だという気持ちで、優勝するんだという強い気持ちで臨んでほしい」と期待した。
9回裏にサヨナラ勝ちとなる逆転打を放った2年白崎勇希内野手(福井県足羽第一)は「あんまり覚えていないが、打った瞬間、決まったなと思った」と話した。選手の自己紹介では「何が何でも甲子園に行けるように頑張る」、「ぼくは甲子園へ行くために加茂暁星高校に入った」と北信越大会での活躍に期待が高まる話をする生徒とも多かった。
主将の2年椿大雅選手(五泉北中)は「昨年の北信越も二塁手として経験しているので、キャプテンとしてチームをまとめられるように引っ張っていきたい」、来年の選抜に向けtえ「県で優勝したからにはやっぱり3勝して甲子園を必ず決めたい」と力強く話した。
北信越大会は10月10日に始まる。5県の代表2チームが出場して、例年なら決勝に残った2チームが春の選抜に出場している。昨年、加茂暁星高校は2位で北信越大会に出場したが初戦で0-10でコールド負け。ことしは昨年の雪辱を果たす。
また、新潟野球ドットコムの岡田浩人さん(47)に加茂暁星高の今大会の戦いを振り返り、北信越の展望などを語ってもらった様子を動画で撮影した。動画は次の通り。