9月28日、新潟県燕市の学校給食に針金のような小さな金属が混入する事故が発生した。
金属の混入が発生したのは、吉田中学校。生徒が「沢煮汁」を食べようとして口に入れる前に中に異物が入っていることに気づき、教諭に報告した。約1cmの針金状の金属片が入っていた。
吉田中学校の給食は、吉田中学校を含め市内小学校7校と中学校2校の9校に配食している西部学校給食センターが配食している。28日に給食がなかった吉田南小学校を除く配食したすべての学校の給食を確認したが、ほかに異物の混入の報告はなかった。
燕市教育委員会では、異物の特定、混入経路と混入に至った原因を調査している。西部学校給食センターの調理機器には金属が欠けた部分などは見つかっていない。
西部学校給食センターでは、肉などは調理前に金属探知機を通しており、業者が異物混入を検査してから納品されている材料もある。野菜は下処理の段階で異物を発見できるので、金属探知機を通すことはあまりない。
また、配送中や学校での盛りつけ中に異物が混入する可能性もあり、必ずしも西部学校給食センターで混入したとは限らない。西部学校給食センターでは28日、配食しているすべての学校の保護者にメールで異物混入を報告。西部学校給食センターへ安全安心な給食提供に向けてよりいっそう慎重な作業を進めていくよう指導した。