新幹線の乗降客に愛されてきたJR燕三条駅で営業する立ち食いそば「そば処 燕三条庵」が9月30日(水)で閉店する。
閉店後にほかの会社が営業を引き継ぐという話もあったが、コロナ禍に見送りになったらしい。店には「休業のご案内」の張り紙があるが実質、閉店となるようなようだ。
10月1日に「JR東日本新潟シティクリエイト」と改名する株式会社トッキー(新潟市中央区)が営業しているが、新型コロナウイルス感染症の影響で燕三条駅の乗降客が激減したのに伴い、売り上げが大幅に減少したため閉店するものと思われる。
この立ち食いそば店は、営業形態はわからないが、国鉄だった1982年11月15日の燕三条駅開業当時から存在したらしく、となると38年の歴史になる。かつては吉田駅や新潟駅にも立ち食いそばがあった。
手早くを食事をすませようと、乗降客に限らずわざわざ燕三条駅へ来て利用する人もあり、貴重な立ち食いそばが消えるのは残念だ。