秋の全国交通安全運動の一環で9月29日、加茂市と田上町で交通事故「なし」にかけてドライバーに加茂産のナシをプレゼントして交通安全を呼びかけるキャンペーンが行われた。
毎年恒例のキャンペーンで、午前は田上町、午後から加茂市で行われた。袋に今が旬のナシ「あきづき」2個と交通安全啓発グッズを入れてドライバーに手渡した。
ナシは加茂で配布した300個と田上で配布した200個をJAにいがた南蒲が寄付した。ことしは天気の影響で傷みが出たナシが多く、価格が高騰。配布したのは中玉で例年なら2個で店頭で500円ほどで並ぶところ、ことしは過去に例のない700円前後にまで上がっている。
コロナ禍で暗くなりがちだった生産農家には朗報。一方、ドライバーにはことしは手が届きにくくなったナシを2つもらえるビッグなプレゼントになった。
加茂市では午後2時から新潟精機加茂倉庫(下条)前の国道403号に街頭指導所を開設し、三条市から加茂市街地方向へ向かう車を止めて配布。それに先立って開所式も行われ、主催の加茂市、加茂署、加茂地区交通安全協会、JAにいがた南蒲、同加茂果樹部会などが参加した。
藤田明美市長も先頭に立って配布し、ドライバーの多くが藤田市長の知り合いだった。「交通事故ナシでお願いします」と手渡すと、ドライバーも思わぬプレゼントににっこりだった。